つい先日の札幌は、真夏日に迫る28.5℃まで気温が上がりオロオロしてしまったのですが、今朝起き出して外の温度計を見ると9℃!しかも冷たい雨です。あまりの寒さに思わず火をたきました。
北海道生まれの古い人達(自分も)は暖房をつけることを”火をたく”と言います。これって方言なのでしょうか?Weblio辞書によると”火を焚く”=「物に火をつけること」と書いてありますので標準語なのでしょうね・・・・ホント? んー、どうでしょう?・・・
ご参考までに北海道弁での使用例をご紹介させていただきます。
A:『いやいや今朝なまら寒くて寒くて、火たいたさ。わやだ』
B:『なーに、火たいたってかい!少し我慢しなきゃダメだべさー!』
さて、本題です。
”正負の法則” や ”負の先払い”という人生観がありますが、どう思われますか?
何年前になるのでしょうか、美輪明宏さんが「オーラの泉」というテレビ番組に出演されていた頃、この”正負の法則” や ”負の先払い”という言葉を耳にいたしました。
「ああ正負の法則」という本もご執筆され、現在でもamazonで1,545円で販売されているようです。
自分はその本を深く読んだ訳ではないのですが、大まかな内容は以下のようなものであったように思います。
- 世の中は、プラスとマイナス、光と影、陰と陽など相反する事柄で成り立ち、人生も良いこと悪いこと、辛いこと嬉しいことなど、正負の事柄がバランスして成り立っている!
- このような相反する事柄は同じ分だけ起こる。悪い事柄の先には良い事柄があり、良い事柄の先には悪い事柄がある!
- 辛いこと・悪いこと(負)を先に経験(先払い)しておくと、将来それにバランスする良い事柄(正)が必ずや返ってくる!
この人生観について、皆さまはどのようなご意見をお持ちでしょうか?
もちろん、個人の思想や環境によって意見はさまざまですし、このテーマには明確な正解なんて存在しないのだろうということは承知しております。ただ、私個人の考えでは、この「正負の法則」や「負の先払い」については少し疑問を感じていました。
物理学の世界では確かに、物質の質量は保存されるという原則がありますが、人生においては結果が必ずしもプラスとマイナスで釣り合う訳ではないと思うのです。
ですので、不幸な出来事を経験したからと言って、必ずしもその後に幸福が訪れるとは限らず、「正負の法則」や「負の先払い」は必ずしも現実に即しているとは言い難いのでは?もっと違う大切な要素を忘れていないか?と考えてしまうのです。
人生は複雑かつ予測困難なもので、幸せや成功を手にするためには単純な足し算や引き算だけでは済まないことが多く、努力や選択、環境の影響など様々な要素が絡み合っています。
確かに人生は偶然に左右される結果となってしまう理不尽なことも多々あるのですが、努力や前向きな姿勢を持つことで、良い結果を引き寄せる可能性が高まることも事実だと思います。
また幸せの定義や人生観は人それぞれですので、結局のところ何が自分にとっての幸せなのか、何を大切にすべきなのか、それを考えることが重要なのだろうなーと思います。
次回は、私が考える人生における「正負の法則」についてお話できればと思います。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。良い1日になりますように!